翔竜記は今まで私がプレイしてきたガディウスをアレンジしたものです

ですから事実と 登場人物・時期に違いがあるかもしれません

関係者の方には広い心でお読み頂けると幸いです(^-^;

 

第1章 第2章 第3章  第4章 第5章 第6章 

第7章 第8章 第9章  第10章 第11章 最終章

第1章

リアルから仮想世界へ〜そして旅立ち〜

 

2001年10月17日、私の元に1通のメールが届いた

「ネットワークRPG ガディウス βテスト開始」

今までネットワークゲームは某○風荘程度の経験しか無かたったが、お試し程度にDL(ダウンロード)してみた

ユーザー登録を済ましセットアップ、マニュアルなど見るわけもなくスタート・・・・・

 

昇竜士はついに冒険に旅立った

国籍はタペリ

ミリタードの町の中心地に立ち竦む

なにをすればいいんだ?当ても無く町を徘徊、外にも出られない

・・・・困った(^-^;

1時間後、元の場所に戻ってみた・・・・

人だ!思い切って声を掛けてみた

「あの何すればいいでしょう?」

暫くの沈黙・・・

「つないだばっかりで分かりません」

・・・ 途方に暮れる2人

会話も無く3分が経過した頃だろうか、剣と盾を装備している人が歩いてきた

チャンス!再び話しかける

「あの」

「なに?」

「何したら良いか分からないんです」

「訓練所行くんだよ」

「何処ですか?」

「町の出口に案内図あるから見れば分かるよ」

「ありがとう」

案内図なら徘徊した時に確認していた

途方に暮れていた2人は訓練所を探して再び徘徊・・・あった!

中にはスライムムカデ人犬飛んでいる奴剣を持ち服を着た人と素手でスライムを殴る人がいた

当方に暮れていた2人はここで別れた・・・もう名前も思い出せない最初の仲間

そこでまた悩んだ(^-^; 攻撃のやり方が分からない

試行錯誤の末なんとか攻撃モーションが出たのでさっそくスライムに挑む!殴る!殴る!殴られる!!

・・・・あっ、ひざカックン?

死んでしまったようだ

数秒後、画面が切り替わり墓場に佇む

訓練所に戻ってまた殴る!

毒にも負けず、病気にも負けずひたすらスライムを殴り続けて3日目、レベルも5となり殴り方にも 年期が入ってきたが・・・いつまでここにいるんだろう?と思った瞬間レベルアップ、死んでもいないのに画面が切り替わった

町の中央に強制移動、訓練所にも入れない

・・・・もしや、外に出られるのでは?

・・・出られた!

でも何すればいいんだ?再びルクレシア湿原を徘徊する

時々現れるスライムを殴りながら奥地に進むと巨大な影が前方をかすめた

なんだ?追いかける

見えた!・・・で、でかい

・・・しかも 2体もいる

もし奴に1発でもダメージを与えたらどれほどの経験地が入るのだろうか?

スタッフを握り締め死を覚悟の特攻を試みる!でかいゴーレム斧を2本持っている巨人

・・・巨人にアターック!!

スタッフを振りかぶり下ろそうとした瞬間、恐ろしい速度で2本の斧が襲い掛かった!

・・・まさに瞬殺!

こんな恐ろしい敵がいる場所では冒険は出来ない

・・・作り直してベルクに行こう

だが、覚えておけ!いつか必ず狩ってやる!と心の中で叫びながら昇竜士はタペリを去った・・・

 

物語が始まろうとしていた・・・・

 

追記:この時KILL=名声と思い、KILLが増えるたびに浮かれていたのは内緒です

 

第2章

始まりの地ベルク〜畑物語〜

 

国籍をベルクにすべくタペリ昇竜士は消えた・・・・

ベルク昇竜士(魔法使い&戦士)の誕生だ!

訓練所も慣れたもので1日で卒業、さっそくラムパス湿原へと飛び出す!

しかし相変わらずレベル上げ以外にやることがない・・・はっ!もしやクソゲーか?

不安がよぎる

パゴールを出て右に移動すると柵があり、まるで畑のような地形があった

ほぉ、こんな地形もあったんだなぁ〜などと感心しながら畑を横切ると、それまで無言で 佇んでいた女キャラからこんな言葉が・・・

「畑に入らないでね〜♪」

「ごめん」

真面目に返す俺

「何やってるの?」

「畑を守ってるの♪」

「へ?なんかあるの?」

「何もないよ〜♪」・・・・

う〜ん、よく分からない人だ(^-^; しかしちょっと興味もあったのでその周辺で狩りを続けていると 畑に入り込む人々に

「畑に入らないでね〜♪」

を連呼!・・・・本気か?

しかし、そこには何故か人が集まってくる。気が付けば昇竜士も常連となっていた

そこに行けば必ず誰かがいる環境は今まで体験したことの無かった安堵感を教えてくれた

集まるみんながガディウスの初心者ばかり。初期値の意味も分からない、スキルの重要性も実装状況も 分からない

何が良くて何が駄目かも関係なかった。そこで出会った人達と会話する喜び、知らない事を覚える喜びがそこにはあった

いろいろな事を畑で学んだ。多くの仲間と畑で出会った。その後も一緒に行動する人、既に引退してしまった人、 初期キャラと違う名前で冒険を続けている人、敵国に行ってしまった人・・・

それでもこの物語は続く

そしてついに翔竜の誕生!!

当初の目的は自給自足できる戦士!

職業は戦士&鍛冶屋

上げるスキルは剣

さして時間も掛からずにメインに昇格

本格的な冒険はここから始まった

 

追記:この時期、畑で出会った仲間がVL農協の初期メンバーです

   翔竜はある ギルド立上げのため早い時期に脱退してしまいましたが脱退後も付き合いのあった良いギルドです(^-^)

 

第3章

恐怖のサンティホール盆地〜友情の証〜

 

畑に集っていた仲間も湿原でのレベル上げに限界を感じ、盆地へ中央平原へと旅立っていった

時期を同じくして翔竜も湿原での限界を感じ始めていた。そんな時、仲間に誘われ盆地へ狩りに行く事となった

(ヘルハウ ンド)の強さは脅威以外の何者でもなく、流れ者のハンマ(ハンマ-オーク)グリ(グリフォン)・(ヒドラ)G(ガーディアン)がいなければ盆地全体が全滅するのではないかと思わせるほどの存在だった

そんなある日、珍しく畑に仲間がいなかったので1人フラフラと盆地に行ってみた

当然ソロで狩りをする人など居らず、現れるに右往左往する人々を横目に見ながらフ〜ラフラ していると一風変わった会話がログに入ってきた

「姫を守る」

だの

「きゃ♪」

だの・・・

他とはちょっと変わった会話をしているグループに遭遇、興味を持ち姿を確認するとと格闘中!

しかも戦士の1人が重傷をおったらしく戦線離脱、戦っている戦士は1人。迷わず加勢に加わる

1匹のに戦士2人の攻撃&魔法が飛び交う、重症を負いながらも何とか倒す

1人の女キャラが 魔法の詠唱を始める

いまさらエンチャか?翔竜の体力が回復していく・・・キュア

初めての見た回復魔法に感動しつつも、その後はなんとなくそのグループと狩りを行っていると意外なほどに気が合う

死んだ後の遺品の確保も安心して任せることが出来たし、何より狩をしていて楽しかった

この時はまさかこのメンバーが翔竜の運命に大きく関わってくるとは予想も出来なかったが 、盆地で狩りをする時にはいつの間にか畑の仲間ではなくこのメンバーと狩るようになっていた

そんなある日、翔竜愛用の『銀グリ(銀に染色したグリーブシューズ)がルートされてしまった

ショックだった。ノーマルを購入して染色してしまえば鍛冶屋に行く金がなくなってしまう

そんな時一緒に狩りをしていた仲間の1人が・・・・

「靴交換しようよ」

「え?なんで?」

「遺品確保出来なかったから持ってる銀グリと交換しよう」

「ノーマルしかないし悪いからいいよ」・・・

カバンの中に強引に押し込まれた

「本当にいいの?」

「友情の証」

うれしかった

銀グリがうれしかったのではなく友情の証と言われた事が何よりうれしかった

その後、何度ルートされても靴は銀色に染めた

それは俺にとって何よりも大切な絆の証のように思えたから・・・

 

追記:ここに出てきている銀グリの男、この男もいずれギルドのマスターへと成長していきます

 

第4章

2つの平原〜ハーレムとギルド〜

犬狩りにも慣れてきた頃、畑仲間からサイエフにいるヘビ(コウアトル)がウマイ!と話を聞くとさっそく 畑仲間の1人とヘビ探しの旅に出た

サイエフに行くには途中に中央平原が横たわり、マンチ(マンティコア)ケンタ(ケンタウルス)ハピ(ハーピー)など恐ろしい敵もさること ながらチラホラと見える赤文字の人々・・・・

時折、狩り中の背後に忍び寄りそっと毒を盛っては遺品を持ち去る、毒PKにも遭遇する恐ろしい場所だった

サイエフに慣れていない2人は毒や病気の恐怖にも負けず中央でケンタ狩りを行い、 ヘビ狩りを決めてから3日目

ようやくサイエフに入ることが出来た。あてもなく彷徨い相も変わらずケンタを狩っていると、 ちょいとレベルの高そうな人に遭遇・・・

ヘビって何処に出るんですか?」

「ヘビ?・・・あぁコウアトルね」

「たぶん」

「もっと右・・・こっちだよ」

さりげなく案内してくれた。

「ここら辺から出ると思うけどグリ(グリフォン)は逃げた方がいいよ

「ありがとう」

グリの怖さは盆地で経験済みだったので迷わず逃げることを誓い合った

グリから逃げ、バジ(バジリスク)からも逃げ、ひたすらヘビ狩りをしていたある日、グリの大量発生!最初は3匹程度のグリが 気が付けば画面いっぱいに・・・

逃げ切れないかも・・・・

それでもひたすら逃げ回ると前方から声が・・・

「こっち!」

神の声か?とにかく声のする方に移動、何人かがその場に佇む。

「境界線があるから大丈夫」

「境界線?」

「魔法が当たらなければ、こっちに来ない」

「ほぉ〜」

なんて便利な・・・・利用しない手はない!

それからの狩場が決まった。110:183・・・ここでも多くの仲間が出来た

何名かはその後同じギルドに入ったし敵国にも知り合いが出来た思い出の場所

その後、さらに牛(ミノタウロス)がうまい!と聞きつけるとさっそく1人フラフラとサイエフ平原を徘徊しはじめた

すると・・・

おぉ、女キャラばかりが4人固まって狩りをしている

・・・お知り合いになりたい

「一緒に狩ってもいいですか?」

思い切って声を掛けてみた

・・・・ドキドキ・・・・

「いいよ〜♪」

の声。思わず出た

言葉が

「わーい」

・・・・ハズカシイ・・・・

しかしこの環境はまさにハーレム!いい狩場見つけたぁ〜

当然この狩場は他の男キャラには内緒で、畑仲間からチャリン(チャットリング)

「一緒に狩ろうよ」

の誘いにも

「今、ハーレムにいるから」

「行ってもいい?」

「だめ!」

のやり取りをする程。

最終的には見つかってしまい その仲間がしばらく拗ねて会話してくれなかった・・・・

しかしこの時、気が付けば何故か翔竜は隊長と呼ばれるようになっていた。竜小隊が誕生!?

その後、竜小隊もメンバーの加入脱退を繰り返しカリィ部隊に再編成されるがそれはもうちょっと先の話

時を同じくして、いよいよギルドが実装されるようになった。畑仲間でギルドを立ち上げることになり毎週遅くまで 集会を行い、メンバーが決まり、ギルド名も決まり、マークも決まった

そしていよいよ旗を持てるようになると 今まで以上に仲間意識が強くなりギルチャ(ギルドチャット)では頻繁に情報交換が行われるようになった

やや遅れて盆地仲間でもギルド設立が決まり既に翔竜は既にギルド加入済みだったので、前メイン昇竜士にて加入

いよいよ冒険もギルド仲間との行動がメインとなりつつあった・・・・

 

追記:盆地仲間で作ったギルドに昇竜士で加入する時、申請で翔竜士としてしまったらしく

   旗が暫く付かなかったり、ギルチャ文が長すぎるとギルド単位で落されたことも今ではいい思い出?

 

第5章

サイエフ洞窟〜サンタからの贈り物〜

サイエフで狩を始めて間もなく、ついに洞窟が開通となった

仲間の何人かが既に洞窟に篭り始めると地上に残された冒険者達はレベル上げに必死となる

・・・・が地上でレベル25〜31まではとても長く辛い時期でもあった

もちろん翔竜も思うようにレベルが上がらない毎日にジレンマを 感じていた時期だったが・・・・

12月になるとガディウス初のイベントが行われた。

・・・・サンタ登場!

彼からのプレゼントは冒険者を死の恐怖から救ってくれるものだった・・・

一説ではレアを稀に配布したとかしないとか

町にクリスマスソングが鳴り響き、サンタの座標を求める声がそこらじゅうから聞こえてくる

さっそく翔竜もサンタに話し掛けてみると「メリークリスマス」の声と一緒に小さな箱を貰えた

・・・・これか!

平原に戻り今までやった事の無かったマンチとのタイマン勝負を試みる

あれ?普通に勝ってしまった・・・・

心に油断が生じた。マンチソロ狩りに成功した翔竜は次の獲物に挑みかかった!切る!斬る!殴られる!・・・いける!

と思ったその時、翔竜に衝撃が走った

・・・・クリ(クリティカル)!!・・・・

一瞬の出来事だった。無残にも膝を つき倒れかけたその時

・・・「大丈夫」・・・

どこからかサンタの声が聞こえたように思うと体中に生気が戻った!

プレゼントが身代わりとなって壊れる。その場を急いで離れてから体を調べてみると全ての傷が治っていた

ラスランに戻ってから再度サンタに話しかけても「メリークリスマス」としか言ってくれない

それでも翔竜は 心の中でお礼を告げるとまた狩りへと出掛けて行った・・・

いったい何度「大丈夫」の声を聞いただろう・・・・

そしてついに洞窟に入ることを許されるレベルに到達・・・・

しかし!未知の洞窟に1人で挑むのでは自殺行為に等しいことは十分に承知していた

そこで翔竜は1人の女性?に電波(チャリン)を送った・・・・

「今、ひま?」

「暇といえば暇かも」

「じゃ、デートしようよ」

「どこ連れてってくれるの?」

「洞窟でいいかな?」

・・・・こんなやり取りをしながらも誘うことに成功!!

赤い髪に赤いブーツの女キャラといよいよ洞窟に入る

中は初めて見る敵ばかりでデートどころの騒ぎではなかったがそれでも何とか洞窟6に辿り着く

迫り来る炎のトカゲ(サラマンダー)

剣に氷の精が宿る!

正面から敵を迎え撃つ!

・・・・つ、つよい!・・・・

魔法の詠唱が聞こえる・・・キュア!

サポートを信じてひたすら戦った

常にサポートに徹してくれる彼女にいつも感謝しながらも毎日のようにデートに誘った

気が付けばレベルもそこそことなり、今度はソロで早朝狩りを試みる。

冒険者が少なく、敵が多い・・・・イイ!

そこからのレベルアップは早かった

洞窟6に限界を感じるようになると、いつの間にか仲間内で1・2を争うレベルになっていた

狩場を洞窟1に移すとハーレムにいた仲間に会う。最初に隊長と言い出した青い髪を後ろで束ねた女キャラ

翔竜のレベルを聞くと

「追い抜く!」

の言葉を残し修羅のように狩りを始める。他の仲間の動向を聞いてみると 、 当時から翔竜が追いつけそうで追いつけなかった赤い髪を左右で束ねた女キャラが洞窟2に篭り、翔竜の一歩先にいることが判明した・・・・

負けられない! 

洞窟1ではマターリ狩りをしていた翔竜に火がついた!

そこからの翔竜は鬼の如く狩りをするようになる

いつしか狩場も洞窟4に移すようになるとライバルであった女キャラと行動するようになっていた・・・・

開拓人生の始まり・・・・

新たな場所に行く時には常に一緒に行動し、笑いながら全滅する

・・・・いつしか狩場もカリィへと移すようになっていた・・・・

 

追記:今回の第5章には翔竜の冒険人生の中でけして忘れることの出来ない人物の何人かに焦点を絞って物語を進めてみました

   この章を読んで少しでも昔を懐かしんで頂ければ幸いです

 

第6章

3つの洞窟〜カリィ部隊誕生!〜

そろそろβ版テストも終わろうかという頃、更に3つの洞窟が開通した

カリィ・レゲ・シャッドマァムである

当時、サイエフの4でpp(ウォームキング)に怯えながらm(ウォーム)を狩っていた翔竜達もカリィの噂は聞いていたが 何にしても情報不足

入ってくる情報もカリィ3までが限界のようで4はウマイ!!が辿り着くまでがかなり大変だと聞いていた・・・

まぁ、そのうち行こう・・・程度にしか考えていなかった

それよりも翔竜が惹かれたのがシャッドマァムだった

敵国を通過しないと辿り着けない上に仲間内で誰も行った事が無い為、MAP構造から出現する敵・洞窟の場所までが謎のままだった・・・

が、やはり1人でフラフラとシャッドに向かってしまった

PKの恐怖に怯えつつ敵国の町を抜け、何とかカービロンの森からシャッドマァムの森に辿り着いたが・・・・

洞窟は何処だろう?

見当もつかず森を徘徊していると青文字の人に遭遇!きっとシャッド帰りに違いないと思い急いで後を追い話しかけた・・・・

「すみません」

「なに?」

「シャッドの洞窟って何処でしょう?」

「えーと。

この先の橋を渡って真っ直ぐ行ってからチョイ左だよ」

・・・・なんてアバウトな説明と思いながらも大まかな場所も分からなかった翔竜にとっては天の助け・・・

「ありがとう、行ってみます」

「がんばってねー」

取り合えず言われた通りに行ってみる・・・う〜ん、ない!

・・・周囲を徘徊すること15分・・・

おおぉ!ついに洞窟発見!!さっそく中に滑り込むと・・・ん?どこかで見た風景・・・あぁ、サイエフと同じMAPだ

しかし、見知らぬ敵が1体・・・骨(スケルトン)だ!初めてみた骨は無残にも敵国人4人に囲まれ逝ってしまった

シャッド1には敵国人が多く、MAPも詳しくなかったのでシャッド6へ向かうことにした

6までの道程は思いのほかスムーズであっさりと6に到着

・・・人が少なすぎる・・・

今、到着した翔竜を含めて僅か5人

BD(ブラックドラゴン)の攻撃を逃げながらも、その場に聖魔が居た事もあり狩り放題に狩っていると白文字が出た!!

・・・悪魔の角・・・

生産系で武器をWC+にしてくれるレア素材、当時は1万〜2万Rで 取引されていた高級品だ

が、結局その日は1つも取ることは叶わなかった

帰り道は一緒に狩りをしていた敵国の女キャラを護衛しながらミリタードへ戻ったが・・・

修理代が高い!

これでは金が持たないし町までが遠すぎる

・・・・やっぱりカリィにしよう・・・

単純すぎる理由だがこれがこの先カリィを拠点として急成長を遂げる第一歩となる

カリィ4までの道程は遠かった。今までは平面を区画で分けた構成の洞窟だたのだが、カリィは1フロアが広いうえに 階層式なため、当時の翔竜には単独で洞窟を抜けるのは不可能ではないかと思わせる程の巨大洞窟

そして案の定ソロで4に向かおうかと思っていると迷子になり最後はゴーレムにBOXされて昇天・・・

レオタ+1をなくすおまけつき

さらに毒豚(ポイズンオーク)の花道を爆走!兄貴(ストーンゴーレム)の熱い一撃を交わしながらようやく4に到達。

そんな洞窟にも慣れてくるといつの間にか狩場も決まり、集まるメンバーも同じ顔となってきた・・・・

『カリィ部隊』がいつの間にか出来上がっていた

餌が発動し、独立部隊が出動すれば全滅。境界線上なのに左右から挟まれ瀕死に陥る・・・・

それは洞窟の中に篭ると言う、作業に近い行動の中にあってもとても楽しく、仲間の絆をより一層強め、懐かしい人にも出会える場所だった

 

追記:『カリィ部隊』は当初7名、それがいつの間にか砂漠独立部隊に2名が割かれ5名に

   さて、ここで初期カリィ部隊に誰がいたか分かるかな?

   そしてこの時期に部隊所属の3名が翔竜の移籍先ギルドに加入する事となりました・・・

 

第7章

広がる世界〜カリィ部隊の遠征〜

長いこと暗闇に潜んでいると日の光が恋しくなるのもので・・・・

当初はそれほど人が多くなかったカリィ4も週末になると狩場の争奪戦が激しくなってきた

そこで、週末は遠足(遠征)をしよう!ということになり、最初に向かったのがロレン山脈・・・

もちろん狙いはタイタンソード

今までウォーム程度なら本格的なBOXを必要としなかった為か、いざタイタンが出て来ても囲むまでが一苦労・・・

軸を決めて、魔が後方からホールド・・・

今考えると非常に危険な戦法である

ましてあれほどの巨大な敵だと・・・場所によっては自分の状態が隠れて見えない!

敵の陰に隠れながらそっと死亡。さらに本人も死んでることに気が付かない・・・

何度かロッキーと狩場を往復することになったが経験値のリバウンドよりもタイタンから頂ける経験値はみんなの成長の糧となった・・・・

が何しろ効率が悪い・・・・

囲むまでに死人は出るしタイタンを削るのに 武器の耐久はみるみる減っていく

回復10程度の剣油では焼け石に水状態であった

それでもタイタンソードの魅力は大きく、その後も定期的にロレン山脈には出向くようになった・・・・

それから暫くすると今度はロレンの先にあるネブラダ砂漠へと狩りに行くようになる

そこはレア武器産出地であり兄貴からはゴーレムフィストバトルマスターからバーサーカーアックスナーガからブレイド(ナーガブレード)が出るのだが敵国が近いこともあり赤文字が多い

しかし何故か PKは少ない不思議な土地ガラでもあった

ナーガもそうだがとてもソロで倒せる敵ではないので当然BOXを活用

ここでタイタンで学んだことが役にたつ!

木や岩の障害物をうまく使えばウェーバーとだってパーティーが組めることも発見。カリィで離れていった2人とも再び合流を果たし週末の狩りは賑やかなものになって言った・・・・

そしてこの頃からギルド内でもレア武器を持つものがちらほらと現れだした・・・・

 

追記:この頃からだったと記憶していますが、練金キャラが実装されたり宝石が出るようになったりとかなりゲームに 追加が増え、ランス(お金)の価値がどんどん下がってしまった

   ゲームの進行も楽しく狩りからレア狙いへと移行して行き当然チート品(不正改造)が出回る

   ゲーム内がかなり荒んだ状況になったと感じたのは私だけではないと・・・・

 

第8章

ギルド大戦〜目指せ!ギルドハウス!〜

ゲームバランスに先行きの暗さを感じながらもガディウス最高のイベント、ギルド大戦がいよいよ始まろうとしていた

 

つ、ついにギルド戦の本番となりました

結果は・・・・・・敗北。しかし過去の1回戦では最長時間の戦いではないでしょうか?

ではギルド戦中の翔竜の動きでもお伝えしましょうw

 

スタート直後、縮地で橋の上に2番手で到着。双方の睨み合いが少しあり 魔法の応酬が始まったが・・・

やることなし(^-^;

フラフラと敵陣前を行ったり来たりしながら死んだ魔を蘇生。

敵が侵入して来たので隙を見て敵旗にファーストアタック!!・・・・・減らない(T^T)

囲まれる前に自陣に戻り、死者の蘇生&囮作業。敵が一旦引き再度魔法の応酬。

その隙に自旗に向かい記念撮影w

その後、敵の執拗な攻撃に形勢逆転・・・・・アナウンスで4対8と出る。ヤバイ!!

残り時間3分!再度、敵旗に攻撃をかける。自軍は2名・・・・やっぱり減らない(T^T)

気が付けばチョガを含む3名にBOX&ホ・・・・・・復活も出来ず墓場で仲間に再会(T^T)

後で聞くと自軍の旗が倒されてしまったとの事・・・・無念。

 

その後の反省会で次回ベース獲得を強く誓ったのでありました

追記:その後再びギルド大戦開催予定もないまま・・・・

 

第9章

大戦終わって・・・〜奇跡の生還!!〜

ギルド戦も終わり大きな目標を失うものが多数出てきた・・・・

翔竜も目標を失いつつある一人ではあったが当初の目的であった兄貴(ストーンゴーレム)とバトルマスターのソロ撃破を まだ達成していない事もありLv上げに日夜時間を費やしていた

そんなある日、ギルメンの1人がアカウント削除の憂い目にあってしまった・・・・(アカバンじゃないよ^^;)

基本的に育成の好きな翔竜は進んでLv上げの手伝いをするようになり、一度は離れたカリィに再び篭る

その頃、他のギルメンも4Fから5Fにと狩場を移動しh(ヒドラ)をメインに狩りを行うようになったのだが、相変わらず開拓が好きな独立部隊2名で5Fを無謀にもどんどん進むと、hとmしか居ないと思っていた洞窟 奥地にフロ(フロストナーガ)がうようよと・・・

いかん!

と思い急いで戻ろうとした時に事件は起こった!

翔竜は戦士なので多少のダメージは耐えられるが、もう1人は魔法使い

まともにhに攻撃されれば2発で昇天ってなもんだから、ひたすら逃げることに決めて急ぎに急いだ

・・・しかし・・・

5Fの通路は狭く横に3キャラ程度しかスペースがない。あと少しで広い場所に出れると思ったときに悲劇が・・・

魔キャラがh3匹&mにBOXされ見事に昇天!

通路には全部でh5&m2。しかも逃げながら来たので後方にもウヨウヨとhの団体さんが押し寄せてきている・・・

死んだ魔キャラの横にスペースが出来ると翔竜は迷わず飛び込み蘇生を試みる

普通に考えれば蘇生に向かった時点で全滅することは目に見えているのだが・・・

しかし奇跡は起こった!蘇生後2人は瀕死の状態にも拘らずh&m包囲網を潜り抜け無事生還!!

生きていることが信じられない状態だった

今でも語り草になる程の脱出劇

あれほどの緊張感と興奮を味わったのはそうはありませんでしたね

追記:ネットゲーとはいえ、育成にあれだけ長い時間を共有するってのも稀なケースでしたね〜

   奇跡の生還は本当に奇跡だったんですよw

 

第10章

後継者達・・・〜目標への挑戦〜

大脱出を行った頃と時を同じくして、当時の翔竜はアクセス時間の殆どを育成に費やしていた。

育成・・・

考えてみればLv20過ぎ頃から育成を行っていたように思える(^^;

当時はわがまま娘?2名がキャラを作り直すたびに盆地の犬で行い、Lvが上がってくるとグリを標的にし・・・

引退前ではかなりの育て上手になってしまっていた

育成は賛否のわかれるところであり、元々それなりのLvキャラを持っているセカンド育成では主に盾役となり

初心者には基本的な操作やマナーなどを教えながら育てていった

特に初心者育成には気を使い、出来るだけ自分が培ってきた事を伝えるように心掛けた

引退間際にはそんな彼等にカリィで会うとLv50も越えギルドに加入し、立派な冒険者に成長している

キャラデリの育成は鬼のような速さでLvを上げ、1日でLv10UPなんて日もあったほど・・・・

その甲斐あってかは分からないが引退前には他のギルメンともある程度狩りにいけるようにはなった

育成もある程度終わるといよいよ翔竜のLvも60近くなり、兄貴との決戦も間近となってきた

意を決して西南部半島に向かう

まずは兄貴と一緒にいた斧使い、バトルマスターに勝負を挑む!

初めて出会った頃には瞬殺された相手に今は互角以上に戦える

一進一退の攻防の末、ついに倒すことが出来た!

次なるターゲットは兄貴!

バタルマスターに勝利した足で兄貴に挑むも、石化はされるはクリは痛いわでとても今の状況では倒せない・・・・

それから幾日かが過ぎたがLvは上がらず兄貴討伐を諦めかけた時にある事を思いついた

赤盾を借りよう!

当時、赤盾はステータスLv2〜3UP分の効果を持っていたので使わない手はない!

うまい具合にギルマスが赤盾を持っていたので、ちょこっと借りると人知れず兄貴に勝負を挑むべく砂漠に向かった

連金石化など薬もしっかりと持ち兄貴に挑みかかる!勝負は互角なのだがあと一歩及ばない・・・

石化薬も残りわずかとなり

「やはり無理なのか・・・」

という思いが強まった

最後に死を覚悟して勝負に出る!

「これで駄目なら・・・・」

勝負は互角!

残りは運の天秤がどちらに傾くかで決する!

兄貴のHPも赤まで削ったが翔竜のHPもとっくに赤となり互いの一撃が勝負の別れ目となった

兄貴の渾身の一撃が瀕死の翔竜に襲い掛かる!

前のめりに倒れるように紙一重でかわすとその勢いのまま最後の一撃を放つ

当たらなければそれまで!

・・・天秤は最後の最後に翔竜に傾いた・・・

他の人から見たら小さな目標かもしれない。

もっとLvが上がってからやればいい。それでも挑み勝つことが出来た。

翔竜の冒険は終焉を迎えようとしていた・・・・

 

追記:戦士がやる育成にしては本当にPro級だったんですよ(マクロに合図入れたりしてねw)

   兄貴とBM撃破はガディウス開始直後からの目標だったので、倒すまでは引退は出来ないと・・・

 

第11章

ガディウスワールド〜最後の弟子〜

翔竜の冒険は目標の達成とともに幕を閉じようと思った・・・・

ギルド集会の席でサブマスを退任

引退が近いことを告げる

引き止めてくれる仲間の存在は嬉しかったが、狩りに情熱が注げないのも事実であった

レア中心のゲームへ変貌を遂げたガディウスワールドにレア装備を持たない翔竜をこれ以上酷使するのも辛かった

仲間と話し、チョガが着れるようになるまでは頑張ると言うことになった

それでも狩りに向かう気にはなれず時々フロを単独狩りする程度・・・

そんなある日、暫らく活動していなかったギルメンが戻ってきた

当然Lvも低く、皆と狩りに行くことも出来なかったので、これが最後と思い育成を行うことにした

しかし、育成というよりは2人でマッタリ狩りを楽しむといった感じになり以前の育成とは違い色々な場所に赴いた

行く先々で思い出が甦る・・・・

思い出の畑、翔竜の基本を培った盆地

毒PKに怯えた中央平原にサイエフ

デートを楽しんだサイエフ洞窟

珍道中に赴いた半島地帯

初めてナガブレを貰った砂漠

タイタンで遊んだロレン

多くの仲間と再会出来たカリィ洞窟・・・・・

思い出話やクイズをしながらのんびりまわった

そんなのんびりした育成?も気が付けばミニを着れるまでに成長し、いよいよ翔竜引退へのLvアップに取り掛かる段階となった

最後の弟子とともにカリィ5Fに篭る

弟子が聖魔だった事と周囲の仲間が剣油等を運んでくれたこともあり狩りはかなりのハイペースで行うことが出来た

早々にLv60になるとチョガまで は1Lvとなった・・・・

 

追記:何気にこの頃、ナガブレ+3折りました(^^;

   りむのクイズには本当に和ませて頂きました。いつも付き合ってくれて感謝の言葉もありません><

   一緒に撮ったSSは近いうちにUPしますね(^_^)

 

最終章

物語の終わり〜さらば!ガディウスワールド!!〜

最後のLv上げは大山脈と決まり、ギルドのメンバーが何人も集まってくれた

何度も死んでは蘇生してもらい、他愛のない話に盛り上がりワイワイガヤガヤと山脈を徘徊しまくった

楽しい時間は過ぎるのも早いもので、Lvアップまで気がつけば1mmもなくなっていた

過去ガディウスをプレイしてきて初めてLvアップするのが辛く、このまま続けてもいいのでは?と思う気持ちも

出てくる・・・・

が、やはり当時の現状では翔竜をこれ以上酷使するのは辛かった

Lvが上がった

いつもなら「やった〜」と言っている状況だが言葉が出ない

一番古いの付き合いの仲間からチョガの強化済みを貰う

装備するが違和感を感じるとともに脱力感を覚えた

・・・・あぁ、翔竜の冒険が終わったんだなぁ・・・・

長かったのか短かったのかすら分からないけど、ガディウスという世界に確かに存在していた自分の分身、 そして自分だけの物語が終わりを迎える

課金が切れるまでに今まで所有していた宝石やアイテムをお世話になった人達に配って歩くと、行く先々で昔話に 盛り上がってしまう

課金が切れる直前の集会・・・

最後の形見分けを終えると自然と足が畑に向かった

前に加入していたギルドのメンバに会うと続々と懐かしい顔ぶれが集まってきた

最後に加入していたギルドメンバと合わせると20人以上は集まったのではないだろうか

・・・・嬉しかった。

始めれば必ず終わりは来る

誰にも知られずに消えていく人もいる中でこれだけの人が集まってくれた

通行人も何事かと思うほどの大騒ぎは時間の経過とともに人数も減ってくる

最後は始まりの場所で落ちることに決めて移動した

数名の仲間が最後の瞬間まで見送ってくれる

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翔竜と自分自身に「お疲れ様」と心の中で呟き、冒険の幕を閉じた・・・・

 

追記:その後、キャラを消してしまうことも考えましたがどうしても出来ませんでした^^;

   このゲームには思い出が多すぎて・・・・

   未だにキャラが消えない程度に課金は続けていますが、いつか本当に消えるときが来るでしょう

   その時はきっと誰にも(自分でも)気がつかずに消えると思うので、この場でお礼を言いたいと思います

 

   今まで出会った全ての人々、ギルドの仲間、ガディウスの運営関係者の方々、本当に楽しい時間と 多くの仲間に出会えた事に感謝します

   私の物語はここで終わってしまいましたが、この先プレイされる皆さんが素晴らしい物語を綴れることを祈っています

   本当にありがとうございました

 

翔竜

 

 

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